リハビリテーション・スタッフ
セラピストが以下に配属され、他職種と連携し、病院理念の「人にやさしい病院」をめざして質の高いリハビリテーションを提供しています。
(総数)
作業療法士 29名
言語聴覚士 5名
事務アシスタント 2名
担当スタッフ
作業療法士 11名
言語聴覚士 5名(兼務)
担当スタッフ
作業療法士 2名
言語聴覚士 5名(兼務)
担当スタッフ
作業療法士 4名
言語聴覚士 5名(兼務)
(近江訪問リハセンター)スタッフ
作業療法士 4名
言語聴覚士 2名(兼務)
(近江デイリハセンター)スタッフ
回復期リハビリテーション病棟の取り組み
地域連携パス
東近江管内における急性期から回復期・維持期までの切れ目のない連携をめざして。
紹介患者さんの事前訪問
急性期病院からの紹介に迅速に対応し、入院中の病院を訪ね様子を見せていただきお話をさせていただきます。
入院時合同評価
入院当日に、担当チームスタッフが、一緒に身の回りの動き、手足の機能をみさせていただき、当日からの生活、リハビリを進めてまいります。
入院時訪問指導
入院時から1週間以内に担当チームスタッフが自宅に伺って、段差や手すりなど自宅環境を見に行かせていただきます。環境だけでなく、病前の生活などその後のリハビリテーションに反映させていただきます。
リハビリ・カンファレンス
入院2週間前後をめどに開催し、リハビリテーション計画書を作成し、患者さん本人・ご家族に説明させていただき、思いを聞き取りながら、インフォームドコンセントに務めます。その後も毎月開催し、 説明させていただきます。
チーム・ショートミーティング
入院当日の合同評価の後、1週間後そしてその後2週間後に現在の能力・機能をPT・OT・ST・看護師・管理栄養士等とミーテイングし、目標・課題を明確にし取り組みます。
栄養サポート・カンファレンス
リハビリをすすめるにあたって大切な食事に対して、栄養状態・摂食嚥下に焦点を当て、個別に検討いたします。
退院前訪問指導
退院前に自宅に伺い、自宅環境のみならず、在宅生活における様々な側面を再確認し、在宅生活の実現に向けて支援させていただきます。
家屋改修・福祉用具選定の検討・提案
在宅復帰にむけて、ご本人の能力に応じた、 安全な生活をめざした環境そして福祉用具を、担当ケアマネージャーに提案させていただきます。
外出訓練
必要に応じ在宅へのソフトランディングをめざし、生活環境での訓練を実施します。
在宅介護・サービス担当者会議
退院後のケアプランについて、実際の各事業所スタッフと会議を開催します。
施設入所・サービス担当者会議
施設入所の場合も、維持期のリハビリが、滞ることのないように施設のスタッフとの会議を開催いたします。
その他のリハビリテーション
介護医療院のリハビリテーション
要介護者の維持期リハビリテーションとして、入院生活の中で機能・能力の維持改善を図ります。機能訓練や作業活動の他に、病棟スタッフと連携を取り、季節行事なども実施し生活の活性化を促しています。
医療療養病棟のリハビリテーション
急性期での入院の延長などで回復期リハビリ病棟対象外となった方、在宅復帰が目標になる短期入院の方、維持期のリハビリを必要とされる入院の方、終末期において支援が必要な方を対象に、生活機能の維持改善、そしてその人らしく生活できるよう各々の目標に合わせて幅広いリハビリテーションを目指しています。
訪問リハビリテーション
要介護者等の在宅環境での日常生活動作の改善、リハビリテーションの支援のために、ケアプランに基づき訪問でのリハビリテーションを実施します。 必要に応じて、病院退院後のソフトランディングが円滑にできるように、頻度をケアマネージャーと検討させていただきます。
リハビリテーションの種類
理学療法 PT(Physical Therapy)
理学療法とは、運動療法や徒手的療法、物理療法を用いて失われた身体の機能を回復させる療法です。
まずは、様々な機器や評価方法を駆使して、疾病によって失われた身体機能を把握することに努めます。そして、関節運動の最適化、協調的な運動機能の向上、筋力増強、基本動作能力の向上、歩行能力の向上などについて、具体的な目標を立て身体機能を最大限回復させるための理学療法計画を立て、実行します。また、積極的な装置療法や物理療法も実施しています。
作業療法 OT(Occupational Therapy)
日常生活動作、遊び、仕事など、人間の生活全般に関わる諸動作を「作業」と呼びます。 人はこれらの作業により、様々な環境と結びつき、過ごしています。 私たちは、疾病や障害などにより、困難となってしまった「したい」「する必要のある」「することが期待されている」様々な「作業」を回復させるために作業に基盤をおいた訓練を通した関わりをしています。そして日常を作り上げる様々な生活行為(食事・更衣・入浴・排泄・起居・移動などの日常生活行為・遊び・仕事など)を取り戻し、主体的な生活の獲得を目指します。
言語聴覚療法 ST(Speech Language Hearing Therapy)
音声機能、言語機能などコミュニケーションに障害のある方、また、咀嚼、嚥下など摂食に障害がある方に対して、相談・評価・検査(嚥下造影検査など)・訓練・助言などを行いコミュニケーション能力の獲得、社会参加への支援、ご本人らしい生活を目指します。回復期・外来・訪問・療養の方など長期的な援助も行っていきます。